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せんじつザックワイルドのライブのDVDをレンタルビデオ屋でかりてきたら中身がぜんぜんちがうひとだったという衝撃の体験をしてしまった。こっちとしてはもうザックワイルドのつもりで肉体的にも精神的にも準備万端ととのえたところでえいやとプレイヤーにディスクを挿入したら、とつぜん画面にふとった老人が登場してアコギをかかえてブルースをやりはじめたのだから衝撃だ。むりにたとえるなら、表紙が18歳くらいの女の子なのに中身は50歳くらいのおばさん(しかもセーラー服)というエロ本が三十年くらいまえによくあったけど、あれをみる衝撃とにている。ひとことでいって「愕然」というかんじである。テレビにむかってあんぐりとくちをあけたまま「いつのまにザックワイルドはこんなことになってしまったんだ?」と目に涙がにじんできた。そのちょっとまえにイエスのさいきんのライブのDVDをかりてきて、スティーブハウのあまりの老人ぶりにやっぱり愕然としたばかりだったので「ザックよおまえもか」とテレビをかかえて大泣きしたくなってしまった。ザックだスティーブだといわれてもなんのことかわからないひとにはぜんぜんつたわらないかもしれませんが、たとえば松浦亜弥のビデオをかりてきてみはじめたら天童よしみだったら、そりゃびっくりするでしょう? 年齢的肉体的音楽的なあまりの相違に、いつのまに松浦亜弥はこんなことになってしまったんだとおもうでしょう? さすがに松浦が天童だったらすぐに気がつくかもしれないけど、ザックワイルドじゃわからない。しょっちゅうみてるわけでもないし、そんなとくべつよくしってるわけでもないから、さいしょは気がつかなくて、ただひたすらにおどろいた。でもすこしみているうちに、いくらなんでもこれはありえないだろうとおもいはじめて、そうしたらそのうちメンバー紹介とかをやりだして、それでやっと、これはピーターグリーンていうひとのライブなのだ、ぜんぜんちがうひとなのだ、と了解した。ピーターグリーンてじつはだれなのかしらなかったのだが、フリートウッドマックのギタリストだったひとらしい。おしまいのほうで「グリーンマナリシ」をやっていた。むせかえるほどの「あの頃」で、容赦なく煙を吐いているみたいな「あの頃」っぷりで、これにはしびれた。おちついてピーターグリーンをみてみるとこれはこれでなかなかたのしく、いちおうさいごまで観賞してからレンタルビデオ屋にもっていき、こんどこそザックワイルドのDVDとかえてもらった。やっぱりパッケージと中身があべこべになっていたらしい。なんでこういうまちがいがおこってしまったのかはしらないけど、レンタルビデオ屋もなかなかやるものである。次回は「エイリアン対プレデター」をかりてきたら中身が「フレディー対ジェイソン」だったというのを希望します。
●余談1 しかしするってことはピーターグリーンのつもりでかりてきたら中身がザックワイルドだったという場合もあったわけで、もしかしたらそっちのほうが精神的被害はでかかったかもしれないとおもいました。ちょっとわらえるけど。
●余談2 ザックワイルドっていうのはオジーオズボーンのところでギターをひいてたひとです。そういうのと関係のないじんせいをおくってきたみなさんはひとまず「ヘビメタ」ということでひとくくりにしておけば問題ないです。あの、髪をでれでれと伸ばしてウゲーとかモゴーとかわめいてる、あのひとらです。
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