[2000年2月9日] シワシワ
菓子パン。(朝)
ハンバーグ定食。(昼)
おさしみ。めし。あさりのみそしる。(夕)

●すっかりわすれていためしくった作文だ。そもそもこのコーナーの存在自体を忘れていた。きのうも伝言板でいったけど、まるでいぬがどこかで拾ってきた骨を地面にうめて、それで気がすんでわすれてしまったみたいだ。はは。王理くん、ありがとう。
●フロで本をよむクセというのがあって、あるいはこういうのはクセとはいわないかもしれないんだけど、とにかくあって、ついこないだまでは夏目そうせき著『草枕』というのをちびりちびりとよんでいた。おお。さりげなくかいてしまったけど、なんかブンガクの香りがしますね。『草枕』というのをちびりちびりとよんでいた、なんて、なんかカッコいいですね。しかし夏目そうせきというのは偉大なひとです。偉大な作家です。なにが偉大かって、むずかしい言葉をいっぱいしってます。でも草枕はフロでよむにはこの本は適していない。むずかしい言葉があまりにいっぱいでてくるので、すぐに意識がモウロウとしてきてしまうのだ。だからぜんぜんページがすすまない。それだけならまだしも、モウロウとしたあまり、とうとう手をすべらせて、本を浴そうにジャボンとおとしてしまった。本、シワシワ。もうよめません。ざんねんだったな、夏目くん。きみの草枕はわしには読破されなかった。
●そんでこんどは、手塚治虫著『ブラック・ジャック』というのをよみはじめた。いまもよんでいる。手塚治虫というのは偉大なひとです。偉大な漫画家です。なにが偉大かって、こういうのを週刊誌に連載していたというのがすごいです。しかもぜったいに「つづく」というのがでてこない。毎回一話完結で、それはさいごまでまもられている。こういうのは、なまじっかなことではできない。たいへんだったろうなあとおもう。ついでにいうと、フロでよむのにたいへん適しています。なにしろ一回ぶんの話をすぐによめちゃうので、区切りがいいのだ。どこで区切りをつけたらいいかわからなくてだらだらよんじゃってのぼせてしまうということがないのだ。偉大すぎるぜ手塚先生っ。‥って、でも、ユブネにひたりながら、ついでに歯もみがきながら、あまったほうの手で片手間によんでるくせして、いまさらもちあげてもだめか。

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