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●ちかごろ銭湯にこっていて、週に2回くらいいっちゃうんだけど、みんなさいきんの銭湯ってしってる? それともあれは銭湯とはいわないのかなあ。あるいは健康センターのフロにちかいのかもしれない。ねだんも銭湯にしてはたかいし。しかもそこにはフロが8種類くらいあってさ、露天ブロとかサウナとかもある。そういうのは銭湯とはいわないよな。でもなんていったらいいのかよくわからないのでとりあえず銭湯とここではよんでおくけど、なにしろフロがたくさんあるので、それを順ぐりにはいっていくと、おしまいのころにはもう、からだのけがれとともにこころのけがれまでサッパリと洗いながした気ぶんになっちゃって、そこでフロあがりにコーヒー牛乳をぐびぐびとのむ。一日のおわりの、その一連の行為によってわたしは魂の平安を得る。といったらキミはわらうか。わらうだろうな。わらえわらえ。でもたのしい。
●だいたいフロも5種類くらいもはいってしまうとだんだん意識がモウロウとしてくる。そのモウロウとした意識のなかでバカなことをいろいろかんがえる。たとえばあたりをウロウロしてるみなさんのごりっぱなイチモツやそうでもないイチモツをながめながら、みにくいアヒルの子包茎バージョンというのをかんがえる。あのね、包茎でみんなからバカにされてるイチモツがあってね、それがおとなになるとじつはりっぱにずるむけてるんだけど、イチモツ本人はそのことをしらなくって、ところがある日銭湯にいったらみんなに感心されて、お湯にうつったじぶんの姿をみたらそれはもうりっぱだったという。そういうのをかんがえながら、ひとりでくつくつとわらってたりする。
●フロからあがると青少年たちが体重計であそんでる。100グラム単位まではかれる体重計が脱衣所にあるんだけど、青少年がそれで体重をはかって、そのあとに缶飲料をいっぽんのんでからもういちどはかるとちゃんと200グラムふえていて、そのことをともだちにしらせてみんなで感心している。「うえ〜」「すげえ」といった声がもれている。たぶんかれらはバカなのだろう。そのあとおもむろに青少年のうちのひとりが体重計にのってはかりだす。それから「いまおれ、体重計のうえで屁をしたんだけど、ぜんぜんかわんなかった」という。たぶんかれはさらにバカなのだろう。かくいうおれも小便をするまえとあとで体重をはかって、ちゃんとへっていたので感心した。たぶんおれもバカなのだろう。
●あしたもいこうっと。
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