| [2000年10月25日] いやいくらおれだってね、 |
| 菓子パン(あさ) 魚のにたのの定食(ひる) 肉とたまねぎのにたの。すぶた。小魚のにたの。めし(ばん) |
|
さいしょから「ムスメとはだますもの」というか「やりさえすればこっちの勝ち」みたいな「やりにげじんせい」を送ってきたわけじゃないのであって、むかしむかしはそれなりにじゅんじょうだったのよ、いや、いまでもじゅんじょうはじゅんじょうなんだけどさ、チンポコに毛がはえはじめた小学五年生くらいのころはやっぱり純愛路線のひとだったのよ、「大人はわかってくれない、どうかオレと逃げてくれ」「ああ、どこまでもついていくわ、ぶちゅうう」とかいうテレビをくちをあけながらながめてたりとかね、うん、純愛だったのよ、純愛。それがどこでどうまちがってこんなふうになっちゃったのかというと、どうもおもうにあの十八の夏に99里浜の民宿旅館でしりあった女の子にウソつきまくってやりにげしてきたのがまずかったんじゃないかとおもうわけ。それがキッカケになっちゃったようにおもえるんだ。それまではさ、おれも女の子にたいしてそんなにまで無責任なウソはいったりしなかったのよ、いやほんとほんと、そりゃたしかに女の子に対して責任感なんてものはむかしからカイムだったけどね、あとたしかにときたまウソをついたりもしたけど、でもね、やりさえすればいいとばかりにアトサキかんがえずめちゃくちゃなウソをいったりはしなかったわけ。いくらおれだって生まれたときからそういう恥しらずなデタラメばかりいってたわけじゃなくて、ちゃんとマジメに男女交際についてかんがえたりした中学三年生コース特別別冊ふろく「愛と性の悩み相談」を読みふける十四の夏もあったりしたわけで、それがどうしてそういうことになっちゃったかという件についてこれから考察をくわえてみようかというわけなんだけど、それがね、まあ浪人してたときの夏の話で、おれ海にいったわけよ。千葉の海ね。みんなあこがれの関東北部高校生のなまなましくもねとねとしいねんまくとたいえきがでろでろまざりあいうずまくあの99里浜ね。ってなんか表現がシツヨウなまでに陰湿だけどまあそのへんはそれとして、おれって百姓の孫だから親戚がいっぱいいるのね。イトコとかさ、もう無限にいるわけよ。で、ちょっととしうえのイトコがさ、浪人して落ち込んでるんじゃないかっつって気ばらしにおれを千葉の海につれてってくれたのね。あともうひとり、イトコのむかしからのともだちでマサルさんていうひとがいてさ、そのひとのクルマで三人してでかけたわけよ。あの呪われたボーソー半島のさきっぽのところの海なんだけど。昼間はその海で泳いで、夜はそこに民宿をとってあったんで泊まったんだけど、そのイトコのともだちのマサルさんていうひとがけっこうむちゃくちゃなひとで、いうなればおれのじんせいの師というか、ヤリニゲ道をおれに開眼させてくれたタマシイの師というかさ、ヤリニゲ道なんてのがほんとにあるかどうかしらないけど、そういうひとなの。そもそもおれは民宿であてがわれたじぶんたちの部屋でおとなしくビールかなんか飲んですごしてたのよ。そしたらさ、夜の九時ごろだったかな、メシすませたあとどっかに消えちゃってたマサルさんがもどってきてさ、「マサオ、ちっとこい」っておれをよびにきたのね。なにがなんだかよくわからんままマサルさんのあとをついてったら、マサルさんはよそのひとがとまってる部屋にとうぜんのようにはいってっちゃったんだ。そこは高校二年生の女の子の四人ぐみが泊まりこんでた部屋で、女の子たちっつうのがさ、もうもろあみんなのよあみん。いまでいうところのキロロなのね。いやおれもあみんにしろキロロにしろその顔つうのはぜんぜんしらないんだけどね、ウゴキとかしゃべりっぷりとかどうしようもないグドンぽさというかにえきらなさというのがさ、たとえようもなくあみんなのよ。いまにも四人してたちあがって「わたっしま〜つ〜わ〜」なんて歌い出されそうでさ、そしたらぜったい悪夢みちゃうし、なにしろおれはセンサイだからね、だからおれなんかこころからびくびくしちゃってたんだけど、そのあみんカルテットをまえにしてもマサルさんはぜんぜんどうじることがないわけ。どうやらマサルさんはいつのまにかこのムスメたちとともだちになってこの部屋で遊んでて、おれのこともつれてきてくれたんだっていう事情がおれにもそのうちおぼろげながらわかってきたんだけど、おれはなにしろ内向的ではずかしがりな性格だから、どうようしちゃってダメなのよ。だってさ、それまでおれ、あみんとはくちなんてきいたことなかったからさ、いったいどういう話をしてやればあいてがよろこぶのかわからないし、それいぜんそういう女の子たちがなにをかんがえてるのかもサッパリわかんないし、だからひるんじゃってオドオドしてたんだけど、マサルさんはぜんぜんそんなことないのよ。ひるむことなくくだらない冗談をとばして場をなごましちゃってるの。そこでおれはまずひとつ、深層心理でまなんでたとおもうね。「あいてがどんなムスメだろうとぜったいどうじてはならない」ということね。いい勉強さしてもらいましたね。まあナンパというのも柔道とかとにたようなめんがあってさ、重心がひくいほうが勝つわけよ。どうようしちゃいかんのね、たとえあいてがどんなムスメだろうと。つまるところナンパっていうのはさ、ようするにあいてに穴があいてりゃいいわけでさ、あんまりガバガバなのはこまるけど穴さえあいてりゃいいわけで、顔なんかどんなぶさいくだってデンキ消してやりゃいいんだし、よっぽどイキが臭いとか体臭がひどいとかいうやつをのぞけばね、どんなにインキだろうがいまにもジサツしそうだろうがしったこっちゃないのね。そうなるとふだんだったらぜったいにくちをきかないようなタイプのムスメともやることがあるわけで、だからいままでしらなかったようなタイプのムスメにであうこともあるし、もしかしたら強烈にヘンなムスメにもであっちゃうことだってあるかもしれないけど、でもどうじてはならんのね。おもうにそもそもナンパのいいところというのは、それが将来にわたっても顔をつきあわせてゆく可能性の高い女の子のばあい、たとえば学校のクラスメートとか職場の同僚とかさ、そういう女の子のばあいは声をかけるまえにいろいろかんがえなきゃならんの。目的はけっきょくいつもおなじなんだけどさ、やることやりたいだけなんだけど、それがクラスメートなんかだったりするとやっちゃって用ずみになったあとでも顔をつきあわしたりするわけで、そういうのってこっちはもう興味ないからツメたくするんだけど、タチがわるい女の子だといやがらせにいろいろされたりとかさ、しつこくクドクドいわれたりとかサメザメなかれたりとかさ、へたするとハライセに手首切ってジサツ未遂されたりとかね、そういうのがあるだろ、だからこっちとしてもより慎重にならざるをえないわけで、ああこいつは手首とか切りそうだなあとおもえばはじめから敬遠しちゃったりするわけで、おれなんかはそういうふうにムスメを選択していたんだけど、99里浜のセックス民宿あたりだとそんなの関係ないわけよ。手首切りそうだろうがなんだろうがしったこっちゃないのよ。だってもう二度とあうことはないんだからさ。すきなだけやりにげしちゃっていいわけ。そういう事情だからさ、あとさきかんがえなくていいとなると、クラスメートだったらぜったい声をかけないような女の子に声をかけたりすることもあるわけで、あみんなんか、こっちは一回かぎりのつもりでちょっかいだしたのに一生待たれたりしちゃったらもうネザメがわるくってしょうがないだろ、だからクラスメートだったらまず手はださないんだけど、これがどうせ二度とあうことはない状況ならガンガンやっちゃっていいわけだし、そうなるととうぜんちょっとくらいアブなさそうなタイプのムスメとかにも声をかけるし、だっておれなんかあれだよ、いっかいなんか、獣医志望の沖縄出身の女の子とやったことがあったんだけど、そいつなんかすごかったよ、もうハタチくらいだっていうのにぜんぜんファッションなんかに興味がないみたいでさ、化粧なんかぜんぜんしてないしこきたないスニーカーとかはいてるしカバンにはぬいぐるみがぶらさがってるしちんちくりんだしさ、いやもしかしたらファッションにもそれなりになにがしかの興味があるのかもしれないけどともかくズレちゃっててさ、たぶんむかし「りぽん」とか読んでてそれを本気にしたまま育ってきちゃったんじゃないかとおもうけど、音楽っていったらかぐや姫とかそういうのしかしらないし、愛とか夢とか希望とか自由とか花とか星とか夕焼けとかそういう世界に生きちゃってるわけよ。そういうのとも平気でやっちゃうおれのチンポコもどうかとおもうけど、まあ、そのときもいろいろタイヘンだったわけよ。だいたいその女の子が獣医を志望してる動機っていうのがさ、なんとかいう飼ってたイヌが病気で死んでさ、それがあんまり悲しかったもんだから獣医をめざしてるっていうんだよ。だってさあ、イヌだよイヌ、あのケツの穴みせてそのへんのたくってるイキモノだイキモノ、そんなもんの病気を直してなにがうれしいんだかそういうキモチっていうのはおれにはサッパリわかんないんだけどさ、でもやっぱり話はあわせなくちゃいかんとおれもおもってね、おれなんか瞳に☆をふたつもみっつもかがやかせてキラキラさせちゃってさ、愛とか夢とか希望とか自由とか友情を語っちゃったりしたのよおれも。「僕がいままでの人生で一番大切にしてきた宝物といえば、やっぱり、友情かなあ」とかね、瞳をかがやかせて語るのよ。語りながらおれも「おれはいったいなにをやっているんだろう?」なんて自我崩壊寸前になっちゃうわけよ、だっておれなんかそれまでチンポコとオマンコと体液と粘膜の世界で生きてきたわけよ、エキマクマヤコンなわけよ、それがいきなり愛と夢と友情を語るんだからそりゃアタマいたくなるのもわかってもらえるだろ? まあそんなふうにいろいろヤリニゲの道にもケワシイものがあるんだけど、いったいおれはいまなんの話をしようとおもっていたんだ? 書いてるおれにもサッパリわからん。わからなくなったので今日はこれでおわりだバーロー。 |
![]() |
| ◀ ▶ |