[2001年07月16日] マクラ
菓子パン(あさ)
てんぷらそば(ひる)
にく。めし(ばん)

 どうもいぜんからよくわからんもののひとつにホテルのベッドのマクラというのがある。ちょっと高級げなホテルにいくとなぜかベッドにはマクラがふたつおいてある。あの理由がどうもわからない。そりゃアタマがふたつあるひとならマクラもふたつ必要だろうが、いちおうおれはひとつしかないので、ふたつのマクラをまえにしていつもクビをかしげてる。なにかのバックアップのつもりなのかともおもうが、いったいねるときにマクラがふたつ必要なひとがどれくらいいるんだろう。いったいなんのためにそのひとはマクラをふたつ必要とするんだろう。わからん。とわからないアタマをかたほうのマクラにのせてねむる。綿菓子をハラいっぱいたべる夢をみて、目をさましたらマクラがひとつ消えていたなんてことがあったらおかしいんだけど、いまのところそういうこともない。それとも、とおれはおもう。たぶんみなさんもおもってるかもしれない。おれもそうおもう。これはつまり、ふたりでねろと、そういっているのか? どこかでアイカタをみつけてきて、ふたりでマクラをならべてねろと、そう推奨しているのか? だとしたらそれはなかなかみあげたこころがけである。ただちにアイカタをみつけに夜のマチにくりだす用意がおれにはある。しかし、もしそうなのだとすると、つまりホテルのベッドのふたつのマクラの意味するところは人類増殖行為の推奨であるのだとすると、どうしてもここでうかびあがってくる疑問がある。ツインルームである。ツインルームにはふたつのベッドがあって、そのふたつのベッドにそれぞれふたつずつマクラがのっていたりして、おもわずうろたえることになる。こここれはつまり、よ、よったりでイタせと、そういう意味なんですか? うめよふやせよ地にみちよと、そうおっしゃるのですか? おまけにひとつのベッドにふたつのマクラなんてのはじつはまだましで、もっと高級な部屋にいくとひとつのベッドにマクラがみっつもよっつものってたりする。いくらなんだってこいつはあんまりだ。と、ここにいたって人類繁栄推奨説はハタンをきたすことになるのだが、しかし、かといって、どうもなっとくのいく理由がおもいあたらん。どうやってふたつもマクラをつかったらいいのかなあ。かたほうは足をのせてみようか。ごそごそ。だめだ。ねづらい。マタにはさんでねむろうか。ごそごそ。だめだ。じゃまくさい。う〜ん。どうするんだよこれ。などとなやみながらねむりにつくのがホテルのベッドにおける慣例だったりする。しかしほんと、なんでなんだ。わからん。

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