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「やっぱフェラは生にかぎるよな〜」というわれわれドイツ国民の万感のおもいをうちくだくアイルランドじんの歌声でした。いまだ耳にこびりつきはなれようとしません。迷惑きわまりないっす。どうもかれらのじんせいというのはつねに歌とともにあるらしくて、「みどりいろの服のひとら=歌いだすひとら」というあらたなじんせいの体験学習をしてきたカシマのドイツ対アイルランドでした。なぜアイルランドじんはあのようにつねに歌っているのか? つまりアイルランドじんとはなにものであるのか? まったくなぞです。なぞではありますが、なんだかしあわせそうなひとらでもありました。勝っても負けても引き分けてもなんでもよくて、うれしいにつけかなしいにつけ、とにかく歌ってれば気がすむらしい。それくらい歌ずきなだけにとうぜん歌声もうつくしくて、ちゃんと声もハラからでてて、スタジアムで目をとじて音だけきいてると10対1くらいでアイルランドの圧勝でした。その前夜に見物した日本戦の日本人の声に匹敵するくらいのものがありました。アタマ数としては十分の一もにもみたないであろうとおもわれるのに、音量としてはおんなじくらいになっちゃうんだからこれはやっぱりすごいっす。あそこまでいくともう、応援というより、じんせい賛歌というかんじで、いっしょにサッカー見物にいったドイツじんの友人のトキタくんはこの多幸症軍団の歌声にまけて、前半がおわったとこでアイルランドじんに国籍を変更してました。それまできていたドイツのユニホームをぬぎすててアイルランドのユニホームにきがえたということですが。両チームのユニホームを用意してあるというじてんですでにこのおとこもよくわからないところがあります。という話は関係なくて、あれくらい歌われてしまうとドイツじんも「歌声にむかってアクセルを踏め!」というかんじで、さぞ調子がくるったろうとおもわれます。試合内容がまた、アイルランドが苦労に苦労をかさねてさいごのさいごにおいつくという、アイルランドじん昇天の指輪物語という展開で、あんまりアイルランドじんが幸福そうなんでしまいにゃドイツじんのオレまでシンパシーをかんじて手をたたいてたよ。
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