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はいた
何故人は頬を腫らせるのか?
この詩はそういう
いわば
観念論的な問いからはじまる
むろんうそである
だいたい観念論的というのはなんのことだ?
しらん
テレビでは郷ひろみと秋吉久美子がちちくりあっている
むかしの映画である
警察でみせられる交通安全のビデオみたいな映画だ
郷ひろみがいう
「なあ、おれたち、一緒に暮らさねえか。オレ、まじめに働くからよお」
宗教的な一行だ
窓の外では風が吹いていて、
その風はもしかしたらあなたの町まで吹いていくのかもしれない
それにつけても
ああ、
歯がいたい
正確には
おやしらずをぬいたあとがいたい
あなたにも
このいたみ
わけてあげたい
鑑賞
作者の
おやしらずをぬいたあとのいたみが
ひしひしとつたわってくる
詩である
じんせいにいやけがさしているような
精神状態さえ
ほのみえる
だけどおもうんだけど
鑑賞文までこんなふうに書くことはなかったのか
まあいいや
歯がいたい
歯がいたい
ポエム風につづっても
やはりいたい
歯がいたいって、しつこいな
だいたいまいにちまいにちこうやって
歯がいたい歯がいたいさわいでるけど
かんがえてみればよんでるひとはどうだっていいんじゃないか
くそう
ひどいひとだなきみは
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