| [2000年12月4日] ゆけゆけAC/DC号 |
| 菓子パン(あさ) コロッケ定食(ひる) 焼き肉。なめこ汁。めし(ばん) |
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やがてAC/DCの音楽作品が地上の音楽を席巻し支配するようになるというのは、おそかれはやかれそうなるだろうというのは、これはもうあたりまえのことです。歴史的必然といってさしつかえないでしょう。そのたのたいくつな音楽はすべて滅亡し以下略。というわけで、12月4日はAC/DCの命日ではもちろんありませんが、AC/DCにかんして能書きをこきとばします。じつをいうといまのおれにはフランクザッパなんてどうでもいいんです。いまおれのアタマのなかはAC/DCでいっぱいです。 全 部 お ん な じ
だったんです。どの曲もどの曲も、みんなおなじなんです。たんにギターのリフがちがうだけで、ベースはみんなおんなじなんです。しかも、AとDとEのくりかえしの、あの、楽器の教則本をかうとかならずさいしょにでてくるあのパターンなんです。おどろいて、それからちょっとかんがえてしまいます。こんなことが許されていいんだろうか。いったいこれは、なんのつもりなんだろうか。このひとたちは、なにをかんがえているんだろう? そういう疑問があたまをよぎり、もうちょっと繰り返しきいてみます。するとおのずとわかってきます。とどのつまり、ようするにこのひとたちは、 な ん に も 考 え て い な い
んです。どうですか。だんだんすきになってきたでしょ? いいでしょう? すばらしいでしょう? おまけにこのひとたちは、ぜんぜん余裕がないんです。いつだって目一杯なんです。いいわすれてましたが、このころのAC/DCにかぎっては、コードのつなぎめのオカズとかそういうものはありません。えんえんとおんなじ単調な曲を、これでもかあこれでもかあと目一杯でやります。とくにリズムギターのひととベースのひとは目をつぶって、歯をくいしばってやってます。限界のところでやってます。いったいなんでそんなにはいりこんでしまえるのか、ちょっとふしぎです。でも、すこしだけこのひとたちの気もちを想像してみるとすぐわかります。 は い り こ ま ざ る を え な い
んです。ためしにこのライブをききながら、一緒に演奏をしているような気もちになってあたまをふってみます。いつのまにか目をつぶって、歯をくいしばってあたまをふってることになります。そういう曲なんです。呼吸をあわせてエッホエッホとやってると、どこまでもはいりこんでってしまう曲なんです。そして、終わりの合図がくるまでえんえんとあたまをふりつづけることになります。競馬で、おしまいのころになるとお客さんがみんなして目を血走らせて「いけええええっっ」とさけんでますが、ちょうどあんなかんじじゃないかとおもいます。おれは競馬とかやらないのでしらないけど。でもAC/DCをきいてるとおもわず「いけええええっ、いけええええっ」という気ぶんになります。とくに曲が後半にさしかかると、ムチで馬の尻をばしばしひっぱたきながら「いけえええっ、いけえええっ、AC/DC号おおおおおっ」とさけんでるかのような気ぶんです。なんだ、競馬はAC/DCだったのか。じゃあたのしいはずだ。われにかえるのは最後の曲がおわったときです。いつのまにか五十分がすぎていることに気がつきます。ただ、なにかに興奮していたような記憶がうっすらとのこっています。このとき、ひとはもはやAC/DC号のとりこです。もはやあともどりはできません。 |
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