[2001年5月17日] アはRのア
菓子パン(あさ)
カレーライス
天丼(ゆう)

→Radioheadというバンドがあって、High&Dryという歌がちょっとはやっていた時期がある。おれはこの歌がすぐに気にいって、さっそくCD屋にいって「ラ」のコーナーでかれらのCDをさがしたんだけどみつからない。それは丹念に棚をさがしたんだけどみあたらない。こんなにまいにちのようにラジオでかかっているんだからきっとあるはずだ。そうおもってさがすんだけどみつからない。おかしいなあとクビをひねりながらさらにそのあたりをさまよっていると、おもいがけないところで発見してしまった。「レ」のコーナーにならんでいたのだ。つまり、Radioheadはラジオヘッドではなくレディオヘッドとよむものだったらしい。そうしっておれは、なんだかやる気がなくなってしまった。なんでラジオヘッドじゃないんだ? なんでラジオではなくてレディオとよませるんだ? じゃあラジペンはレディペンか? ラジコンはレディコンなのか? 秋葉原ラジオ会館はレディオ会館なのか? だいたいこんなのラジオだろうとレイディオウだろうとどうせ日本人がいってるぶんには日本人にしかつうじないんだから、だったらこれまでどおりラジオでいいじゃないか。こういうことをやりだすときりがなくなって、ただでさえ複雑な世の中がますます複雑になってしまうじゃないか。だからここはラジオでいこうよラジオで、とおれは主張したいのだが、でもいまさらおれがどうこうさわいだところでどうしようもないのかもしれない。
→しかし、ひゃっぽゆずってレディオヘッドはうけいれるにしても、そもそもつねづねこれはかんべんしてくれといいたかったことがあって、それはあの、洋楽のCDをあいうえお順でならべてるCD屋だ。茨城にはけっこうそういうところがあって、けっこうどころかそっちのほうが一般的な気さえするんだけど、あれはわりとこまる。たとえばこのRadioheadにしたって、ABC順でわけて棚にならべといてくれてればおれもすなおに「R」のコーナーをさがしたわけで、それでなんの問題もなかったわけである。それを無理矢理あいうえお順にするからこういうことになってしまうのだ。それでもRadioheadが「レ」というのは感覚的にうけいれられるからまだましなのであって、もっとひどいのはいくらだってある。たとえばR.E.M.なんかは、これはとうぜんのように「ア」のコーナーにならべられちゃうんである。こんなのをみるともう、「おれをおちょくっているのか?」と疑りたくなってしまう。だって「R」が「ア」なんだよ? じゃあどこにいれればいいのかときかれると、よくよくかんがえればやっぱり「ア」しかないのかなとおもいあたるんだけど、とりあえず「R」が「ア」というのはにわかにはうけいれがたい。かとおもえばEL&Pなんかは、これってエマーソン・レイク&パーマーっていうバンドの略なんだけど、これはさすがに「エ」だろうとおもいきや、おもいきり「イ」のコーナーにならんでたりする。「イ」なのか。「E」は「イ」なのか。そんじゃなにか、「I」は「ア」か。「A」は「エ」なのか。Uは「ユ」だと、そこまでいうのか日本人。そんなこっていいのか日本人。なにかまちがってるとおもわないかいまの日本社会。というほどのことではないんだけど、はやい話、けっこうさがすのめんどうくさいときがあるので、できたら洋モノのやつはABC順でおねがいします、CD屋のみなさん。

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