[2001年05月24日] ざっぱっぱ
ラーメン。ぎょうざ(ひる)
ハンバーグ定食。(ゆう)
ビール(ばん)

●ラジオでポップスをきいてると新譜というのがよくかかるんだけど、「みなさん待ちに待った三年半ぶりのニューアルバムです」というふうに紹介されるものばかりで、こいつらさぼってるなあとおもう。こういうのはすくなくとも一年に一枚くらいはだせるはずだとおもう。さらにいうとほんとうは、半年に一枚くらいはだせそうな気がする。あるいはそんな簡単に曲はつくれるものじゃないといわれるかもしれない。偶然のインスピレーションをあてにしたりとか、充電期間だかなんだかいうものをとってアルバム制作にあたるというやりかたも、それはもちろんあるだろう。けれど、毎日きちんきちんと九時から五時まで楽器と譜面を手にして制作活動をするというやりかただってあるはずだ。そしてきちんきちんと半年おきにアルバムを発表する。そういうひとたちだっていていいとおもう。これは冗談じゃなくて、フランクザッパがそういうひとだった。かれは、その作品はふざけてるようにみえるものが多数あるけれど、音楽に対する姿勢そのものはじつに勤勉で、平日のあさから夕方までをスタジオにいて創作活動にはげんだひとだった。みずからを9to5ミュージシャンとよんでいたほどだ。フランクザッパというひとは、創作なんてする必要はなくて、そもそもうまれつき曲があたまのなかにはいっていて、それをだしてくればいいというタイプのひとだったんだけど、かれが偉大だったのはそのことだけではなくて、音楽に対するそういう姿勢にもあるとおもう。だからおおくのひとがかれに一目おいて、ときどきさわぎはおこしたけれどもまあ一目おいて、かれにはすきなことをやらせたのだ。そうしてだからこそかれはあの勢いでアルバムを発表できて、なおかつあの四年に一度の奇蹟のツァーがやれたのだと、おれはそうおもう。そして、もちろんフランクザッパのまねはだれにもできないけど、その姿勢を見習うことはできる。
●ところでさいきんのロックのひとというのはけっこう不利だなあとおもうのは、ちゃんとがんばってるひとはがんばってるんだけど、でもむかしのひとみたいにはいちいち感心されたりおどろいたりしてもらえないところだ。それどころか、むかしのひととくらべて、むかしのひとたちのほうがよかったよというふうにいうひとはけっこういて、いまのひとらはそのへんかわいそうです。どんなにがんばっても「でもむかしはね」とかいいだされちゃったら、そりゃやる気なくすよね。あるいはそこで一念発起して、ますますがんばったりするひともいるんだけど、あんまりそういうのはよい方向にむかうことはないみたいである。個人的には、いまのひとたちがむかしのロックのビッグネームとくらべて劣るということはないとおもう。むかしよりもいまのほうがすぐれてるともおもわないけど。ようするに、いまもむかしもそんなにかわらないよ。こまかい技術的なところの全般的なレベルはいまのほうがうえだけど、根っこのところはそんなにかわるものじゃないとおもう。ただ、むかしというか、さいしょのではじめのひとたちのほうが、なにをやるにしてもやりやすかったような気はすごくする。はじめのころにいたひとたちというのは、なにをやるにしてもそれはあたらしいアイディアなわけで、それはそれで価値のあることだから、なにをやってもたいていはゆるされた。だけどつぎにくるひとは、なにかべつなあたらしいアイディアをだしてこないと、それまでにだれかがおもいついたパターンを踏襲してるだけだとたんなる二番せんじということになってしまって、そのへんは不利だとおもう。かといってそうそうあたらしい音というのはおもいつくものじゃないし、むりやりひねりだそうとすると、なんだかひねこびた、きいていて疲れる音楽になってしまったりする。そのてんむかしのひとは、自由にのびのびとやれたので、そのへんの事情はさっぴいてあげなくちゃとおれなんかはおもう。なによりいちばんいいのは、いまのひとたちも自由にのびのびとやらせてやることだとおもう。あんまり周囲のことなんて気にしていると、けっきょくはろくなことにならないからだ。こうすればもっと売れるんじゃないかなとか、こうすればみんな感心するんじゃないかなとかかんがえて曲をつくるのは、いっけんあたりまえのことのようにおもえるんだけど、そんなふうにしてやがてはダメになってしまったバンドというのはもう無限にみてきた。けっきょくは、音楽なのだ。発表されてから十年二十年三十年の時がながれて、それでもいまだにおれがきくのは、じぶんがすきな音楽を、じぶんがやりたいようにやったひとたちだった。売れるだろうとか、よろこばれるだろうとかではなくて、じぶんがよいとおもう音楽をやったひとたちだった。そんな気がする。自己満足といわれたっていいじゃないか。なんといわれたってかまわない。じぶんがよいとおもうことをやって、それで売れなかったらしょうがない。その覚悟が、それが志というもので、われわれが認めてきたひとたちには、その志があったとおもう。志は時代をこえる。青少年たちよ。志をたかくたもて。フランクザッパをみよ。拳をたかくかかげよ。その拳をみつめていきよ。‥というわけで、またよそのホームページでかっぱらってきた画像をひとつ。なんかさいきん、レコードジャケットをはりつけるのに凝ってしまった。

はえはえかかかざっぱっぱ
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