[2001年08月20日] きょうは、
ナイススティック(あさ)
いくら丼(ひる)
ポテトサラダ。めし。しる(ばん)

マチをあるいていたら、火事の現場にでくわしました。ばちばちめらめらとおとをたてて民家がやけとるのをながめていたら、「赤ちゃんが、わたしの赤ちゃんがああっ」と泣きさけんでる女性がいて、どうやらそのいえのひとならしい。しかも、やけている家のなかに彼女の赤ちゃんがとりのこされてるらしい。やや、これはたいへんだ、とおもって、そこからさきは記憶がありません。フトわれにかえると、わたしの両腕には赤ちゃんがかかえられていて、その女性がナミダをながして「あっ、あっ、あっ、ありがとうございますうう」となんどもわたしにアマタをさげていました。どうも無意識のうちに火のなかにとびこんで赤ちゃんをたすけてきたらしいです。彼女に赤ちゃんをわたして、たちさろうとすると、「おっ、おなまえを、せめておなまえを」とたずねられました。「いやあ。なのるほどのモノではないですよ」といいのこしてわたしはその場をあとにしました。気がつくと、全身がすすけていたので、家にかえってすぐにフロにはいりました。ゆぶねにザブンとつかると、ひじのところがすりむけていて、おゆがしみていたかったです。そういえばそこからかえるとちゅうで、車道にころがってきたサッカーボールをおいかけてきた男の子が、クルマにひかれそうになったので、とっさに車道にとびこみました。男の子をだきかかえてごろごろところがりました。クルマは急ブレーキをかけて、タイヤをならしてわたしのめのまえでとまり、間一髪のところで無事でした。「ぼうず、気をつけなきゃだめだぞ」と男の子のあたまをなでて、その場をあとにしたんですが、どうやらそのときにすりむいてたらしい。ちょっといたいのをがまんして入浴をすませて、からだをふこうとすると、てぬぐいがありませんでした。そういえば、そこからかえるとちゅうで、むこうからあるいてきたむすめさんの履き物の鼻緒がきれたので、「おっといけねえ、むすめさん、ちょっとまちな」としゃがみこんで、ふところからだしたてぬぐいをひきさきました。「あ、そんなことをなされちゃ」とむすめさんは頬をそめましたが、わたしは「いいってことよ」といって、鼻緒をすげかえました。「さ、これででえじょうぶだ、なあに、気にすんねえ」といいおいてその場をあとにしたのでした。てぬぐいがなくちゃしょうがないので、ぬれたままでいました。そしたらおなかがすいたので、かばんのなかのあんぱんをたべようとしました。でも、ありませんでした。そういえば、そこからかえるとちゅうの路上で、くうん、くうん、と子犬があしもとにすりよってきました。おもわずだきかかえて、「おまえもおれとおなじ、ひとりぼっちなのかい?」ときくと、子犬はくろめがちの瞳でおれをみるので、「おなかがすいてるんだろう、さあ、おたべ」といって子犬にたべさせてしまったのでした。そんなわけできょうわたしは晩ごはんがないです。すこしおなかがすきました。そのうえぬれたままでいたので、なんだか風邪をひきそうです。でもあしたははやおきをして、川でおぼれたひとをとびこんでたすけたりとか、暴漢におそわれそうな女性をたすけたりとか、信号でおとしよりの手をひいたりとか、夕焼けをみながらハーモニカとか、いろいろあるので、はやめにねることにします。みなさんおやすみなさい。ぽいう。

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