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●ホームページをはじめてもうすぐ二年になる。さすがにそれなりにおれなんかでもたまにはメールというのがくることもある。ホームページをみたひとからの感想のメールだ。それは「死ね。」とかいうのから(すいません)、「よかったです。」というのまで(ありがとう)、いろいろあるんだけど、わりとおおいのが「この話はほんとうか?」という質問だ。たまにならそれもわかる。でも、それがおおいとだんだんこっちも心配になってくる。ありえないような、奇跡みたいな美談をかいたあとにそういう質問をされたならいいんだけど、残念ながらそういう話はかつてしたことがなくて、どちらかというとしょうもない話ばかりをしてきてしまったので、そこで「これはほんとうか?」ときかれると、なかなかこたえるモノがある。つまり、「そんなひどい話だったろうか」とじぶんで疑心暗鬼になってしまうのだ。
●このさいもうしあげておきますと、話はおおむねほんとです。アレンジはある。あと、かえるべきところはかえてるつもりでもいる。でもおおむね実話がおおいです。これについてはいぜん、「あのひとは心象に関してはともかく、事象に関してはうそはかかない」というふうにいわれたことがあって、なかなかうまいことをいうと感心したことがある。「心象に関しては」というところがポイントだ。いつもいつもこころにもないことばかりいっていると、やがてはこういう評価をうけてしまうようになるのだ、とみなさんにも自戒していただきたくなるような、的確な人物評だ。おれはもはやておくれだ。もういい。でもみんなはくれぐれも気をつけてくれ。
●とにかく、心象に関してはともかく、事象に関してはおおむねほんとです。ときどき創作の話をすることもあるけど、そういうときには、あきらかにそうだとわかるようにしているつもりでもいる。だって、岩が空に浮かんでる話なんて、だれも実話だとおもわないだろう?
●ところで、ちかごろその「ほんとうか?」のメールがきたのは、火事で赤ちゃんをたすけて道でクルマにひかれそうになった子どもをたすけてうんぬん、という話をしたときであった。さすがにちょっとこれはキキました。「おまえなあ、よりによって‥」というかんじでした。おれだって「ほんとです」と胸をはってこたえたいよ。それができたらどんなにいいか。けどなあ。だいたい、こんな話にそんな質問するか? ちょっとこまってしまった。質問のメールもぜんぜんオーケーなんだけども、いちおうタイミングなどもみはからっていただけるとたすかります。たとえばこのまえの、黒猫さんのリクエストの話のときなどにそういう質問をしていただけると、たすかります。ていうか、こういうときこそそういう質問をするべきときなのに、みんなわかってないよ。ちぇ。そして、こういうときはけっしてそういうのはこなくて、くるのはああいう、バカな話をしたときばかりだったりする。
●なかなかきびしい通信じんせいである。
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