[2001年09月24日] アルバム
ハンバーグ定食(ひる)
スパゲティー(ゆう)
やきそば(ばん)

●アルバムというものを所有しておらず、写真ていうのはぜんぶ菓子箱にごっちゃにいれてて、だからウインブルドンで最高のパッシングショットをきめて優勝したところとか、アカデミー賞の授賞式でジャックニコルソンからオスカーをうけわたされてるところとか、かつての六人の妻たちとの六度の結婚式の記念写真だとか、そういうのはぜんぶごっちゃになってるわけなんだけど、そういうのもなにか芸がないような気がしたので、ちいさなやすでのアルバムをかってきて写真の整理をしてしまった。そうです。ありていにいって、ひまです。おれ、いま、ものすごくひまなんです。だいたいにんげん、ひまをもてあますとろくなことをしでかさないというのは、これまでのおれの生涯をてらしあわせたうえでのおれのジロンなんだけども、でもきょうのひまつぶしは、ひまつぶしとしてはなかなか上等なものであった。こういうのをしていてけっこうなやむのは、いったいだれにみせるためにアルバム整理をするのか、というところである。時系列にすべての写真をならべておくというのもひとつのやりかたではあるけど、それじゃあんまりひまつぶしにはならない。やっぱりだれかにみせるためのアルバムづくりということになるんだけど、だれにみせるのかによってわりとできあがるアルバムというのはちがってしまう。たとえば三十年後のじぶんにみせるためのアルバムと、来週ガールフレンドにみせてあげるためのアルバムとでは、できあがりがかなりちがう。いちおうためしに後者のほうを念頭において写真の取捨選択をしてならべてみたんだけど、なんだかじぶんでもわらってしまうような、とりすましたものになってしまった。これはちょっとちがうだろうという気がじぶんでもしてきて、これをおれのじんせいだといいきってしまうのはあまりにサギだという気がじぶんでもして、ならばいっそぜんぶの写真をじゅんばんにならべとこうかともおもうんだけど、でもそれをやったらたぶん冗長で退屈なアルバムになるのは目にみえてるし、そんなこんなでアルバムづくりというのはなかなか神経をつかう作業である。ってそれほどのことはないか。
●ところで写真というのは、どこか旅行にでかけたときとか、だれかの結婚式によばれたときとか、あとはバンドやってるときとか、そういう非日常のやつが圧倒的におおい。ほとんどそればかりだといってもいい。おれのばあいは。そんななかで、ぽつんと一枚だけ、ありふれた日常の写真があったりすると、なんだかそっちのほうがじいっとみいって、なごんでしまったりする。

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