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→「ツマをめとらばさいたけて」というゆうめいなモンクがありますが、そのさきどうつづくのかしりません。だいたいさいたけてというのはなんのことなのか。さいたまけんとはなにか関係があるのか。しりませんが、とにかくツマをめとらばさいたけて所帯をかまえてみました。ひとはなぜ、失敗するとわかっているのにいちどやってみないと気がすまないのでしょうか。こんなたいせつな疑問にこたえをみいだせないままついに世帯主デビューです。婚約内定オトコ→婚約オトコ→新婚オトコという、おもわずケツをボリボリとかきむしりたくなるようなこっぱずかしい過程をへてついにこのよき日をむかえることができたのも、ひとえにみなさまのあたたかいご指導のタマモノと、あつく御礼もうしあげます。うそだけど。まあそんなわけでみんなてきとうによろしくたのむよ。
→ほんとのところ、こうみえておれはけっこう恥ずかしがりなので、相手がネットとはぜんぜん関係のないやつだったなら、こんなふうにホームページに記録することはなかったとおもう。いやほんとに。しかしじっさいはネットのひとだったので、これはやっぱりみんなにだまったまま結婚しちゃうわけにはいかんよなあということで、なんだかんだと日記につづってきました。西のひとたちがよくいう、「余計なことはいわんでエエ」。あの言葉をなんどもおもいだしながら。
→けれども余計なことをいわなくていいのだとしたらそもそもおれのホームページはなりたたない。しょくん、断言しよう、おれはここで余計なこといがいかいたことはない。いつだっておれは余計なことしかくちにしない。そういうホームページなのだからこれはいたしかたないとみずからをなぐさめつつ、かといって、なにしろ結婚というのは相手のあることなので、相手にとって余計なことは、かかれたくないことは、それはかいてはいけない。もしかしたらそういうこともつづってきたかもしれない。だとしたらものすごくごめんごめん。だいたいおれはむかしから限度というのがよくわからないたちで、ほっといたらなにもかも調子にのってあれこれかいてしまいそうで、そのへんのレベル調整にくろうしました。なにしろテレ屋なものだから、そのぶん服を一枚ぬいでしまうともうアタマにかっと血がのぼっていっそぜんぶぬいでやれとなってしまうみたいな、宴会なんかで服をぬいですっぱだかになっちゃうやつがいるけど、ああいうかんじでした。そういうことするやつっていうのはね、基本的に恥ずかしがり屋なのよ、ほんとは。そういうやつは、ちょっとでもぬいじゃうともういっぺんにヤケクソになってしまってぜんぶぬいでしまうという、そういうひとのココロの機微というものを理解しないうちにはキミもまだまだ所帯をかまえることはできません。とかなんとかいっていますがたんなるいきおいでキーボードをたたいているだけなので本気にしてもいけません。
→うちあけよう。じつはいまもちょっとてれながらこの文章をつづってる。てれながらつづられているこの文章は、いちおう、このはんとし、みまもってくれたみなさんへのごあいさつのつもりでかいている。支離滅裂ですが。
→ネットの日記で結婚をしますという話をすることのあぶなっかしさは、ネットにかぎったことじゃないんだけど、アレにはハダンというのがつきもので、もしもそうなっちゃったらまずいなあと、そういう心配はありました。いい気になってさわいでて、ハダンになっちゃったらどうしようかなあと。アレはいたましいからなあ。じっさいそういうのをなんどかみかけてしまったので、オレは結婚するときはこっそりしちゃおうとおもってたんだけど、でもなあ、そういうわけにもいかんかなあ、とちょっとまよいながら発表をして、さいごまでひそかにそれは心配だったよ。だってさあ、これでおしまいのほうになってハダンになってしまったら、それはちょっとなあ。「すいません、あの話はなくなりました」とおれがここでいいだして、それはそれでよんでるみなさんにはたのしんでいただけるかもしれないけど、いったいおれのじんせいはどうなっちゃうんだというこわさがあって、やっぱりこういうのはネットの日記ではつづるものじゃね〜な〜とひそかにおもったりもしました。ふつうはなにがしかのリスクをおえばそれにみあうリターンというものがあるはずなのに、このばあいはたんにリスクをおうばかりでリターンというものがないわけで、じゃあなんでわざわざこんなリスクをみずからのじんせいに課してしまうのかとくびをひねりながら、それでもけっこううれしがりつつつづってしまうこの公開日記というきみょうな世界。ときには合衆国大統領でさえもが裸でたちつくさねばならないとボブディランは歌っていたけど、毎晩丸裸でキーボードにむかっていたような日々。それでもいまこうやってこのおろかなじんせいのおろかな婚約日記をふりかえったときに、ネットのひとからもおめでとうといってもらえて、やっぱりつづっていてよかったなと、リスクをおかした以上のリターンがあったじゃないかと、われながらかいててとまどうほど無難にまとめて、それではどうもありがとう。ぽいうぽいう。
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