[2002年07月14日] 聖地

 なにごとにつけても大会というのはあって、それはポーカーでも例外ではないのだが、ポーカーの世界選手権大会がそのほかの大会とちがっているのは、真剣である、というところだ。真剣というのはこのばあい、カネを賭けている、という意味です。場末の賭場を転戦しながら資金をためて、あるいはよせばいいのになにかの啓示をうけたとかんちがいして、その大会に参加してくる数千人のポーカーのプロやセミプロやただのカモたち。今夜勝ってすべてを手にしても、明日負ければすってんてんになる。そういう勝負をえんえんと繰り返して参加者は勝者と敗者にえりわけられていく。勝つのはいつもただのひとりで、そのほかは全員が敗者だ。もちろん、最後に勝ったものが手にする金額は途方もないもので、そうしてそれいがいのおおくはすってんてんになるという、そんな濃密な時間がながれるという場所のまえまでいくことができたので、その記念に。ホースシューカジノ、ラスベガス。なんちゃないちんけなカジノみたいだけど、ここってじつはひとつの聖地みたいです。

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